2008年 07月 22日
80万以上の組み合わせで見る天の川。星を一つ一つ1億まで数えられる画像。
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NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡による800,000以上のスナップ写真が、私たちの内部銀河で星の新しい「成長過程」の肖像を生み出すために繋ぎ合わせられました。
主題画像と動画の映像は、高低2度、幅120度の空の範囲を表します。
これは、これまでに天の川を撮った最高解像度で最も大きくて最も感度が高い赤外線映像です。
以前の調査で光の一つの源を見た所で、私たちは現在、星の集団を見ることができました。
このデータで、私たちは、大規模な星がどのように誕生するか学ぶことができ、銀河の螺旋腕の地図を作ることができ、私たちの銀河の星形成率のより良い推定を得ることができます。
このスピッツァーの銀河眺めは、将来においても私たちが予見できる最高のものでしょう。
また、これらの赤外線波長で天の川を調査する広視界と高感度を備えた宇宙望遠鏡は、現在計画されていません。
地球が、塵塗れで平らなディスク形の天の川内部にあるので、私たちは、銀河を真横から見るような眺めがあります。
私たちは、ほとんど完全に空を横切って伸びる光の狭い帯のぼんやりとした天の川を見ます。
スピッツァーの塵を刺し通す赤外線の目で、天文学者は、銀河面と呼ばれるこのぼやけた帯を60,000光年遠方まで凝視し、銀河の反対側まで見渡しました。
結果は、星の叙事詩的な十分に発達する物語を描く宇宙のタペストリー、つづれ織りになりました。
星の胎児が集結している範囲は、有機分子を示す緑の帯によって確認できます。そして、多環芳香族炭化水素と呼ばれる近くの生まれたての星からの光によって照らされています。
これらの分子は地球上では、自動車の排出ガスやバーベキュー焼き網での黒こげに見つけることができ、本質的にどこででも、カーボン分子は不完全に燃やされます。
緑の雲の隆起した線を「泡立」たせるか曲げているように、若い星が住む領域を明らかにしています。
これらの泡は、それらの出生の塵を吹き飛ばしている若い小さな星からの風によって彫刻が施されています。
小さな星は、黄色と赤い点として出現し、ほとんどの泡を満たす赤の束は、鉛筆の芯のような非常に小さい断片に類似した黒鉛(グラファイト)塵粒子により構成されています。
画像の中に混じっている青い点は、天の川の個々の古い星々です。
中央付近で重々しく浮かぶ青っぽい白い霞は、銀河の古い星の個体群による星明りです。
映像を掘り下げた慎重な調査は、また、薄らぐ塵の名残りと燃えさした星を半透明のオレンジ色の球として明らかにします。
これらのスピッツァー・データで、天文学者たちは、1億以上の星々のカタログを作ることが可能になりました。
この画像は、私たちの天の川銀河が、混雑してダイナミックな場所であることを私たちに見せています。
また、この画像は、私たちにもっと天の川を学ぶように説いています。
天文学者たちは、このような状況を見ると予想しなかったのに加えて、この天の川の地図で多くのものを確かに発見しました。
この赤外線の複合物は、2つのスピッツァー計器からの観察を取り入れています。
それが、スピッツァーの赤外線配列カメラからのデータとマルチバンド・イメージング光度計による観察データです。
青は3.6ミクロンの光を、緑は8ミクロンの光を、赤は24ミクロンの光を表しています。
今日の拡大画像は、主題画像で分割された部分を動画用に一枚にした横29,834ピクセル×縦1,020ピクセルです。ブラウザの慎重な各駅停車の横移動では、およそ26分かかります。動画は、天の川急行速度で6分半ほどにしました。
なお、沿線の名所旧跡などについては、天の川観光協会が休暇中につき、意欲ある問い合わせであっても回答は当サイトの気が向けば鋭意検討調査となりますので、早くて銀河を一周する2億年後になることをご了承願います。
皆様の独自調査の参考までに、前半が北半球の夜空(主題画像で上部の2区分)、中程が赤道中心の夜空(主題画像で中央の1区分)、後半が南半球の夜空(主題画像で下部の2区分)になります。くどいですけれども、360度の全天ではありません。縦辺2度、横辺120度の夜空です。
ブラウザでは見られないそれぞれ24,752ピクセル×13,520ピクセルで40メガバイトを超す16区分の詳細な画像につきましては、後ほど静止画ページに設定するつもりです。
ただし、コンピュータがフリーズしても当サイトでは一切関知いたしません。当方のコンピ君は、何度もこれらの詳細画像閲覧でフリーズしています。けれども、その詳細は一見に値します。星を一つ一つ1億まで数えられます。フリーズ覚悟の上で、見るべきか見らざるべきか、そこが問題です。
参考までにフリーズする前に等倍で見られるプログラムは、マイクロソフトのオフィス標準添付のピクチャーマネージャーでした。ただし、少しの移動でおきまりのフリーズになりました。皆様の全編閲覧のご健闘を祈念いたします。
今日の拡大画像
フリーズしなければ見られる天の川の画像の一部の見本
締めくくりに
このスピッツァーの最高解像度最高感度のデータは、私たちに天の川銀河からの問いかけを途切れることなく伝えています。
天の川からの課題に対する答えは、世代を超えて求め続けることになるでしょう。
私たちの地球は、この映像データの1ピクセルにも満たない小さな惑星です。
そんな小さな地球で互いに争っていて、広大な親銀河天の川の問いの答えを見つけられるのでしょうか?
天文は、時として宗教と結びつきます。
天文現象は、宇宙という自然が絶えず創造し続けます。
けれども宗教は、人間が勝手に想像したものです。
私利私欲の温床、それが宗教の本質なのかもしれません。
いかなる宗教も、いかなる神仏も、この宇宙に抱擁されているのです。
私たちは、宇宙の自然を知ると共に、身の程についても再認識できるのではないでしょうか?
天の川銀河 スピッツアー宇宙望遠鏡 1億の星 NASA コスモス・ビジョン 惑星テラ見聞録
by loto2002
| 2008-07-22 12:33
| 銀河の画像